Luigi Boccherini(1743-1805)
Sonata per Violoncello e Basso n. 4 in La maggiore (G4)

ルイジ・ボッケリーニ
コントラバスとバスのためのソナタ G4(原曲チェロとバス)

更新日:06. Juni 2003


 ルイジ・ボッケリーニは1743年、イタリアのルッカ(Lucca)に生まれた。
13歳でチェリストとしてデビューした後、チェロ、コントラバス奏者だった
父親とウィーンに移住し主に室内楽で活躍した、
楽譜の出版によりウィーンでの彼の名声は確固とした。
1766年には女流ヴァイオリニスト(Fillipo Manfredi)とともにパリで活動。
1770にはマドリッドに移り住み1805年そこで生涯を閉じた。

モーツァルトと同時代に生きたボッケリーニだが、
お互いに影響は受けなかったようである。
モーツァルトとは反対に、初期古典派としての作品を残した。
通奏低音の呪文から解き放たれ、メロディが小節を越えて流動し始める
典型的なスタイルである。
新しい平面性を持つ和声の流れが動的に発展し、
重々しいバロックの装飾がロココ調の文様へと変化していく。
伴奏バスを通奏低音でなく2声部目の伴奏として演奏されるのが良く理解できる。

私のコントラバスのレパートリーに取り上げられたG4は、
Gerard目録の第4番、第1ヴァージョンである。


楽章構成はイタリアの初期古典派の典型で、

1.Allegro moderato : 速くて技巧的、2部からなる

2.Adagio: ゆっくりとしたまじめな音楽、強い表現が現れる。

3.Affettuoso:速く、軽快な音楽、ここではメヌエットを採用、
「快活、エレガントで趣味の良さ」を表現


作曲年代は明らかにされてないが、彼の経歴からすると、
Gerard 目録の G1-19 はチェロとコントラバスを教えた父親が、
彼の独奏チェロをコントラバス(又はチェロ)で伴奏したようであり、
初期から中期の作品と思われる。

原文(ドイツ語):Richard Wenzel
訳:野田 一郎


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