Camille Saint-Saens(1835-1927)
Sonata op. 168
カミュ・サン-サーンス
ソナタ(原曲バッソン・ソナタ)
更新日:06. Juni 2003
サン=サーンスは亡くなる直前に3種類の木管のためのソナタを作曲しています。
オーボェ(op. 166)、クラリネット(op. 167)そしてバッソン(op. 168)の為の3曲です。
その中でもやはり低音楽器のバッソン・ソナタ(Sonate pour basson avec accompagnement de piano)が
あまりの美しさに耳から離れず、コントラバス用に編曲して、私のレパートリーに加えることになりました。
ところで、フランスのバッソンとドイツのファゴットは、とてもよく似ていますが異なる楽器です。
この曲も一般にはファゴット・ソナタとも呼ばれていますが、本来はバッソン・ソナタです。
「春の祭典(ストラビンスキー)」の冒頭にあるソロは難所のひとつですが、
本来は高音域を出しやすいバッソンを想定して書かれたものだそうです。
最近のファゴット奏者は演奏技術が上がっていて、技術上全く問題はないそうです。
さて、フランスの先輩作曲家の面影がかいま見えるこのバッソン・ソナタでは、
古典的な構成やフレージングの中でたいへんに繊細で美しいメロディーが奏でられます。
一般に独奏楽器とピアノのためのソナタというと、
ピアノは伴奏ではなく室内楽のパートナーとして見せ場がありますが、
この曲では背景を作り出すための伴奏に徹しています。
曲は3楽章からなり、明るくも哀愁を帯びた第一楽章。
活発なのにどことなく悲しさが残る第二楽章、
牧歌的な第三楽章、
そして建設的で元気な終章が附属しています。
演奏技術的には第1楽章で息の長いメロディーがあること、
第2楽章に跳躍が多いこと、そして全体に高音域が連続するという難しさがあります。
コントラバスで演奏するに当たっては、原曲の音域と音形をほぼそのまま残しました。
弾きやすさのために部分的に1オクターブ下げると、
ピアノ伴奏とのバランスが崩れてしまうと考え、ソロパートを長2度下げて書き直し、
それをソロ調弦(長2度上げた調弦)で演奏、これで結果的に元の音程になっています。
1. Allegro Moderato
2. Allegro scherzando
3. Molto adagio - Allegro moderato
|
音楽
|
録音
|
リンク集(音楽)
|
曲目解説
|
|
HOME
|
Contents
|
Links
|
Sitemap
|
BBS
|
English
|
Deutsch
|